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タオソフトウェア、ディープラーニングによる低解像度画像を高解像度画像へ変換時の高速化、必要メモリの改善技術に関する特許を取得

タオソフトウェア、ディープラーニングによる低解像度画像を高解像度画像へ変換時の高速化、必要メモリの改善技術に関する特許を取得

株式会社sMedio(以下、「当社」)の子会社、タオソフトウエア株式会社(代表 谷口岳、以下、「タオソフトウエア」)は、高解像度画像を表示する処理速度を向上させる特許(以下、「本特許」)を取得したことをお知らせします。

本特許は、超解像ディープラーニングを用いた、低解像度画像を高解像度画像へ変換する処理の高速化、必要メモリの改善技術に関するものであります

■   特許取得の背景と特許の概要

超解像処理は、解像度が低い画像の解像度を高める技術で、ぼやけた画像や古い画像をきれいにすることができ、既に様々な分野で使用されております。

しかしながら、超解像処理には、変換に時間がかかる、処理に必要となるメモリの消費が多いといった課題があります。モバイル機器、IoT機器等での限られたリソース上で処理を行う場合や大量のデータを処理する必要がある場合には、超解像処理による変換が不可能であったり、著しく速度が低下する場合があります。

この課題を解決するため、タオソフトウエアは、ディープラーニングを用いて、超解像処理による、変換処理の高速化、処理に必要となるメモリ量の改善に関する技術の開発を行ってきました。

本特許の技術を使用することにより、低スペック機器においても、低解像度画像を高解像度画像に変換する処理の高速化、必要メモリの改善が可能となります。

特許番号:第6800363号

特許登録日:2020.11.26

本特許については、当社で展開する「sMedio AI Technologies for Construction」においても活用することを予定しております。例えば、地質評価業務支援「切羽AI評価システムサービス」は、トンネル掘削時の断面である「切羽(きりは)」の評価を画像AI処理により入力支援を行います。掘削現場において、写真撮影は古くから行われており、蓄積されている膨大なデータには、低解像度の画像も多く、本特許を活用することでシステム性能の向上を見込んでおります。

通信速度が4Gの100倍とされる5Gの普及によって、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)・IoT(Internet of Things:モノのインターネット)機器に大量のデータを高速に送ることができるようになります。しかしながら、モバイル端末は、小型軽量化、バッテリ問題等があり、ハイスペック化することは難しいのが現状です。本特許を用いて低スペック機器上で3Dオブジェクトに貼るテクスチャの最大解像度向上を実現しており、今後、当社製品に応用していく事を考えております。

問い合わせ先
タオソフトウェア株式会社 URL https://www.taosoftware.co.jp/
担当:谷口 e-mail: info@taosoftware.co.jp TEL: 03-6802-8247
〒104-0033 東京都中央区新川2-3-1 セントラルスクエア8階

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