切羽AI評価システムサービス

特徴

「切羽AI評価システムサービス」はトンネル掘削時の断面である「切羽」の評価を画像AI処理により入力支援するトータルシステムです。
sMedio AI Technologies for Constructionとして、AIの学習モデルを活用した切羽観察をご提供いたします。また、クラウド、iPadアプリ、Webアプリ一式をsMedioが提供することで、掘削現場での切羽観察から、データの管理、遠隔地からのデータ閲覧、編集までをご提供いたします。

 

切羽AI評価システムサービス

トンネル掘削の現場では、日々、切羽面や地質の状態を観察、記録し、トンネル工事の際の地盤の評価や、工程の指標に使用しています。「切羽AI評価システムサービス」は、切羽観察における様々な課題を解決します。

課題
  • 1[ノウハウの継承] 地質を評価する技術者のノウハウの蓄積を他の技術者に継承することが困難。
  • 2[データの管理] 掘削現場において、デジカメで撮影した写真データと、エクセルで記入された観察データの管理がPCやハードディスクの中など、管理がバラバラとなっている。
課題解決のために
  • 1[ノウハウの継承] 切羽観察の写真とスコアをAIが随時学習することで、写真から観察簿のスコアをAIが自動判定できるようになります。
  • 2[データの管理] 写真データ、観察スコアをクラウドで管理することで、複数のPCや保存領域に保管されていたデータ管理をクラウドで一元管理、整理ができます。
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特徴
AIの認識率の向上のためには、膨大な切羽面の写真、スコアデータの蓄積による学習が必要です。sMedioの「切羽AI評価システムサービス」をご利用の会社様の切羽写真と観察簿データを弊社AIの学習モデル作成に利用し、単独の会社様では構築が困難なビッグデータに基づく学習モデルをご提供いたします。(注:切羽写真、観察簿そのものを複数の会社様で共有するものではありません)
 

システム構成図

切羽AI評価システムは、以下のように、iPadアプリとクラウドで動作するWebアプリで構成されています。Cloudには、切羽観察簿の作成に必要な入力スコア、現場の切羽写真、AI判定結果が保存されます。sMedioでは、この蓄積されたデータ群で再学習を繰り返し、学習モデルの更新を行なっています。

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サービス概要

切羽AI評価システムサービスの構成
  • 1iPad本体貸出(カバー付き)
  • 2iPadアプリケーション
    • 切羽写真AI観察アプリケーション(スコア他入力、写真撮影、アップロード機能)
    • 切羽写真AIエンジンプラットフォーム及び学習モデル(切羽写真認識)
  • 3Webアプリ
    • 切羽情報管理Webアプリケーション(スコア他閲覧・編集・保存、写真の閲覧保存)
    • 切羽情報入出力Webアプリケーション(iPadからのスコア他受信、切羽観察簿他エクスポート)
  • 4オプションサービス
    • 詳細分析データのご提供
    • 工事終了後のクラウド上のスコア・写真保管、閲覧サービス

仕様
  • 1対応観察表 (いずれもカスタマイズに対応)
    • 国土交通省フォーマット
    • NEXCOフォーマット
    • JRTTフォーマット
  • 2カメラ iPad搭載カメラ(800万画素)

AI画像認識エンジンについて
  • 1本エンジンは、本サービスをご利用頂いている会社様からの切羽写真および観察簿のデータの二次利用を許諾させて頂いており、多くのデータが蓄積されつつあります。それらのデータを個々の現場の地山にあった学習を進めて、精度を上げたエンジンをご提供していきます。
  • 2画像認識以外のAI認識エンジンも、カスタマイズとして研究開発を進めることも可能です。

お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、support_AI_Technologies@smedio-01.comにてお受けしております。
 

システムの使用方法

本システムの使用方法を、動画でご紹介します。iPadアプリ、Webアプリの使い方と観察簿の生成方法の説明をしています。

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iPadアプリの使い方
  • 1iPadで切羽面を撮影します。
  • 2撮影した切羽面のうち、AI判定に使用したい部分のみを選択します。
  • 3切羽面の画像からAI判定を行い、スコア判定を行います。
  • 4AI判定結果を参考にiPadアプリでスコアを入力します。
  • 5スコア入力時には、切羽観察簿と同じくガイダンスを参考にすることができます。
  • 6スコアの値だけでなく、基礎情報についても、iPadアプリで入力することができます。
  • 7入力完了後に、iPadに入力したスコア、基礎情報、撮影した写真をクラウドにアップロードします。
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Webアプリの使い方
  • 1Webアプリにログインすると、iPadからアップロードされたデータが存在する断面番号に、アップロード情報を表示されます。
  • 2各断面番号には、iPadからアップロードされた、「基本情報」「ユーザー入力スコア」「AI判定結果」「写真群」が表示されます。
  • 3「基本情報」「ユーザー入力スコア」は、Web画面で修正ができます。
  • 4全てのスコアを編集後に「EXCELダウンロード」をクリックすると、Web画面に表示されている基本情報とスコアが反映された切羽観察簿と、iPadからアップロードされた写真全てをクラウドからダウンロードできます。
  • *現場から離れた現場事務所のパソコンでデータの編集が可能です。
  • *スコア、写真をWebアプリで一元管理できますので、Webアプリにログインできる複数の関係者でデータを共有することができます。
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